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まだ、逝かないで欲しかった。(活動理念)

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@1616slasher 髪の毛を掴まれたらどうするか? #中野 #護身術 #簡単 #柔らかい #髪 #手軽 ♬ Moshi Moshi (Part 1) – Official Sound Studio

 

こんにちは、初めまして。

サイト管理者のケイこと、木原 希 (きはら のぞみ)と申します。

 

古くから伝わる本質的な運動を学ぶことで、身体能力を飛躍的に向上させ、

 

洗練された美しい身のこなし

を実現するための会

 

を運営しています。

 

自然に沿った運動なので、激しい運動などは一切なく、全く無理をせずに

日々の生活パフォーマンスを劇的に向上させることができる、

そんな会です。

 

かつてない非常にシンプルな健康法なので、どなたでもお気軽にご参加いただけます。

 

 

生徒さん一人一人のもつ身体能力を極限まで引き出すために、

 

合気道、剣術、柔術、居合など、

僕が十年以上かけて得た武道の体験知をベースに、

身体能力向上のための重要要素のみを抜き出し、

メソッド化してお伝えしています。

 

よく勘違いされることですが、武道は格闘技とは異なります。

 

特に僕の重視している武道は、格闘技とは違い、

殴り合ったりして痛い思いをすることはありません。

 

また素振り1000本とか、うさぎ跳びとか階段トレーニングみたいな

思考停止スパルタトレーニングもやりません。

 

あくまでも自分との対話であり、共に稽古する仲間たちとの対話です。

 

何がどこまでできて、自分に足りなかったことは何か?

その足りなかったことを改善するにはどうすればいいのか?

 

といったことを思考して改善していくことが

武道の本質を追求する稽古になります。

 

巷でよく見る根性論みたいなものを盲信して素振り1000本みたいなことをやっていると、

習得するまで完全に遠回りになってしまうし、

雑な身体操作の結果、稽古仲間を傷つけてしまうなど、

よくないことがたくさん起きます。

 

なので透では、

思考停止で回数を多くこなすとか、汗だくになって根性でやるようなトレーニングは一切行わず

 

あくまで本質を追い求められるような体系を組んで、

丁寧さを心がけた指導を行なっております。

 

 

この会を立ち上げるまでにあった出来事や僕の思いを、

物語形式でお伝えします。

 

 

それでは、どうぞ。

 

 

 


 

 

 

まだ、逝かないで欲しかった。

 

 

 

細谷さん、細谷さん……

もう少し、お話ししてたかった……

 

 

 

 

2019年4月、就職のため関東にやってきた。

この当時は合気道の技や思想を全く理解できなくて、

辞めてしまうか、別の武道に挑戦してみるか悩んでいた。

 

やはり諦めきれず、

 

もっと上手くなりたい、

自分はもっと上達できるはずだ

 

という思いで武道場を探した。

 

 

関東へはもはや

就職のために来たのか

武道のために来たのかわからない。

 

 

そして見つけた。海老名古武道研究会。

 

 

この団体の代表者が細谷さんだった。

 

 

当時の細谷さんは普通に元気でシャッキリしていて、

見た目からは全然わからなかったけど、

 

初めてお会いした時は、すでに末期の大腸がんだった。

 

いつも稽古終わりに血圧を測っていたり、何やら注射をしていた。

 

それでも振る舞いはいつも派手で元気で少々ぶっきらぼうで、

「お前、何やってんだよ。しょうがねぇ奴だなぁ」

 

なんて、

 

稽古の時には散々バカにしたような言葉を言われてクソ〜って思ってた。

 

それでも、稽古終わりに二人で帰ることがあって、

 

そんな時にはよく、

「君は合気道の経験があるから、すぐわかるようになるさ。

それに初心者とは違って、だいぶ動けてるし。」

 

と、こんな調子で

なぜかたくさん応援してくれて、

 

また頑張ろうって思えた。

 

 

そもそも、

「なんだ、そんなこともできないのか。しょうがねぇやつだなぁ。」

みたいなお決まり文句を言っている時のあの人の顔はいつも笑顔だったし、

 

僕はそこに愛を感じていた。

 

 

だから細谷さんのことは大好きだったし、

 

いつの間にかしょっちゅう電話したり

LINEやSMSも互いに送り合うようになっていた。

 

 

細谷さんには色々な飲食店に連れて行っていただいた。

 

浅草のどじょう鍋屋、駒形どぜう

浅草の蕎麦屋、蕎上人

目白の天麩羅屋、天作

神田のあんこう鍋屋、いせ源

池袋の鰻屋、味乃宮川

御徒町のとんかつ屋、蓬莱屋

御徒町の洋食屋、ぽん多本家

etc…….

 

いつも言うことは決まって、

「若い人間が安いしょうもないものなんか食べるな。良いもん食っとけ!」

「店が一番自慢としている品を頼むんだぞ!」

だった。

 

おかげで舌が存分に肥えたが笑、

安っぽい変なものを食べないようにする習慣がついたから、

ものすごく感謝している。

 

 

食の豊かさを楽しむ術を教えていただいた。

 

 

細谷さんはご自身の会社を所有する経営者で、

一般人より経済的に余裕のある人だった。

 

だから海老名古武道研究会に野本さんをお呼びできたし、

細谷さんは野本さんのパトロンもされていた。

 

野本さんというのは、

海老名古武道研究会に外部講師としてお呼びしていた指導員の方で、

 

僕が海老名古武道研究会に初めて足を踏み入れた時に出会った人だった。

 

てっきりその会の代表者かと思い込み、

めちゃくちゃ改まって挨拶したのを覚えている。

 

パッと見は若々しく、

インストラクターのように見えたが、紛れもなく武道の指導をしていた。
(実際にインストラクターもされていたらしい)

 

 

野本さんは自由自在に動き、

僕がどんな手腕を施して取り押さえようとしても全く歯が立たず、

 

何度やっても技を尽くして動きまくっても

自分がやられてしまう始末だった。

 

 

それどころか合気道の技や

その他数々の武道の技術もたくさん知っているし、

 

以前自分のカバンに誤って斬り付けた刀傷も、

刀によるものと一瞬で見抜かれた。

 

というのも、

 

刃をつぶして切れにくくした刀を振っていて、

近くに置いてたカバンに当たってしまったことがあった。

 

刃はつぶしてあるし、まさか切れないと思ってたら、

ものすごくザックリいってたことがあった。

 

見えにくい状態にしてたのに、

その傷口をすぐに見出され、「これ刀で切った?」とすぐにバレた。

 

たまげた。

 

「こ、この人は一体何者なんだ!!!????

こんな人は見たことがないぞ!!!!!!!」

 

と感銘を受けて、海老名古武道研究会に毎週通うようになった。

 

 

細谷さんは主に剣術・居合を、

野本さんは主に体術・柔術を教えてくれていた。

 

 

僕は野本さんの考えの深さと指導力、

洗練された武道の技術と弛まぬ向上心という点において深く尊敬している。

 

そんな野本さんのパトロンができて

しかも武道の技術もしっかりお持ちな細谷さんのことも深く尊敬し、

 

自分も細谷さんのような存在になりたいと思った。

 

自身の武道技術をどんどん向上し続けながら経済的にも潤い、

自分自身や野本さん、

その他親しいたくさんの人たちに幸福のシェアと恩返しをしたい。

 

 

 

そんなことを考えるようになってからは、

自分の会社員としてのキャリアに疑問が湧いた。

 

「こんな状態のままで僕は細谷さんのようになれるか….?

いや、なれるわけないよな。

部長クラスだって年収1000万程度なんじゃないか?」

 

と考えるようになり、

 

会社をやめて起業した。

 

 

起業後はなかなか売り上げが立たず、大層しんどい思いをしていた。

毎日毎日、心が押しつぶされそうになりながら

必死でメディアを作っていた。

 

 

ある日の電話にて、

 

「おいお前、急に会社辞めて大丈夫なのか?

仕事うまくいってんの?」

 

と心配の言葉をかけてくれた細谷さん。

 

「いやー、それが全然うまくいってなくてですね汗

この調子のままいくと再来月には破産するかもしれません汗汗汗」

 

「お前はもう、しょうがねぇ奴だなぁおい。

だから起業した奴の5%も残らねぇって話があんだよ。」

 

「…はい、ですね笑….」

 

「まぁ、とりあえず次の日曜日はしっかり稽古して、

その後ゆっくり適当に過ごしましょう。」

 

「…ハイ」

 

で、稽古してゆっくりして、

 

池袋でご馳走していただくことになった。

 

 

池袋までの移動中、

「もし経済的に苦しくなったら、いつでも援助はできるからな。」

と心強いお言葉をいただいた。

 

でもやっぱり、頼ってしまうのはなんか違うと思って、

「ありがとうございます。

本当に死にそうになったら、お願いするかもしれません。」

 

と返した。

 

すると、

 

「死にそうになってからじゃ遅いっつーの!」

 

たしかに笑

 

「あ、じゃあ、1ヶ月後に死にそうと予感したら頼らせていただきます!

 

こんな調子で

稽古後に食事を奢っていただく

というスタイルがしばらく続いた。

 

とても楽しい日々だった。

 

いつかデカい結果を出して、

逆にこっちが奢ってやろうなんて企んでた。

 

 

 

ある日、

些細な出来事をきっかけにして、

細谷さんと野本さんは決別してしまう。

この詳細については、もう辛すぎるので書きたくない。

 

 

そうこうしているうちに、

細谷さんは病状の悪化とその他の傷病の発症により、

2022年の元日から入院された。

 

ある日、細谷さんについて新たに知ったことがある。

 

細谷さんには夢があった。

こんなことをLINEで教えてくれた。

「昔から夢があった。飯を炊き味噌汁を作り、沢山の漬物をだして無料で置いておく、

食べたい物が有ったら、惣菜屋かコンビニ、スーパーで自腹で買ってくる。

1日何食たべても良い。そんな道場が作りたかった。」

 

素敵な夢だ。

 

その後、いったん退院されたので、

しばらくは細谷さんのお家で料理を作って共に食べ、

その後稽古をしに行くというスタイルに変わった。

 

ちょこちょこ入退院を繰り返されながらも、

上記稽古スタイルがしばらく続いた。

 

これもなかなか、幸せなひとときだったなぁ。。。

 

その後、細谷さんはまた入院することになった。

 

今度の病室はWi-Fiが繋がっていなかったらしく、

LINEができなくなった。

 

しかも、面会できるのは登録された3人のみとのことで、

ご家族がみんな登録しちゃって、

僕含め外部の人たちは誰も面会できない。

 

 

細谷さんは係員の目を欺いて、

なんとか外部の人も入れる作戦を練っていたらしいけど、

なかなか上手くいっていないようだった。

 

そしてそれからは、

電話オンリーでやりとりするようになった。

 

「退屈だ!ネットが使えねぇから、

本読むかナースの姉ちゃんに手振ることしかできねぇ!!!」

 

「え?振り返してくれるんですか?w」

 

「振り返してくれるよ。変な老人が手振ってやがるなんて思ってんだきっと。」

 

「それは……、どうでしょうね笑」

 

こんな調子で冗談混じりの会話をしつつ、マジメに武道の話もした。

 

「この歳にまでなると、ますます武について考えさせられるなぁ」

 

「若人の僕は、どうしても若さに頼ってしまう側面があるように感じます。」

 

「そう、若さに頼ってしまうとそれは違うものなんだ。」

 

「僕はすぐに勢い付いて走り出したり、動き回ったりします。

自然の摂理に反しない動きをしたいものです……。」

 

「勢いや力を使うと、それはたちまち武道ではなくなる。

形が合っていても、似て非なるものなんだ。」

 

「そうですよね…..」

 

 

 

その日以降は、電話はしなかったが、時折SMSを送っていた。

 

 

ある日、SMSの返信が来なくなった。

 

 

 

違和感。

 

 

 

電話にも出てくれない。

 

なんか、嫌な予感がする。

 

 

それからは毎日電話をかけた。

でも一度も出てくれなかった。

 

 

ただ、

「電源が入っていないか、電波の通じないところにいます」

の音声案内が聞こえないから、

 

きっとまたすぐに、

 

「やぁ、元気?」

なんて、

 

「どっちがですか?w」とツッこみたくなるような

陽気な声が聞けると思っていた。

 

一週間くらい電話をかけ続けても出てくれないので、

流石におかしいと思った。

 

 

そして2022/12/25(日)。

細谷さんの会社役員の飯田さんに電話連絡をしようか迷った。

 

 

「いや、でも連絡が来てないということは、

特に何も異変は起きてないんじゃないか?

ただの杞憂なんじゃないか?」

 

という考えがよぎり、その日は電話をしなかった。

 

 

でも本心では、電話するのが怖かったのかもしれない。

 

電話したら、実は手遅れだったなんて言われるのを怖がっていた気がする。

 

 

それで決めた。

翌日の夜、会社の定時後に電話をかけてみようと。

 

 

 

そして翌日、12/26(月)。

いつものようにお昼ご飯を食べていた。

 

 

そんな時、飯田さんからの着信が………..

 

この時に直感した。

 

 

あぁ、そうなのか…….

もう勘弁してくれよ……….

 

 

正直、取りたくなかった。

この現実は認めたくない。

 

実は細谷さんはまだ元気で、

スマホの着信にはずっと気づかなかっただけだったって。

 

 

細谷さんから電話してきて、

細谷さんの口からそう言って欲しかった。

細谷さんの声が聞きたかった。

 

でも現実は違った。

 

電話をとると、飯田さんの丁重な声で、

「細谷政秀は昨日12/25(日)、旅立ちました。」

と。

 

もうわかってたけど、ものすごく泣きたくなって、

でもその時は抑えて、

今後のスケジュールについてお話を伺った。

 

 

電話を切った後、

海老名古武道時代お世話になった今井さんにすぐ電話をかけた。

が、繋がらない。

 

夜に再度かけることにした。

 

そして次に、野本さん。

幸い野本さんにはすぐ繋がった。

 

決別していたとは言え、

たしか20年ほどの長い間柄と聞いていたので、

 

この訃報をすぐに伝えられてよかった。

 

 

その他関係各所への連絡を完了した後、

 

 

急に目の奥が溶けるように熱くなった。

 

 

寂しさ、悔しさ、悲しみが一気に押し寄せて来た。

それからしばらく、涙が止まらなかった。

 

泣いて泣いて泣きまくった。

 

親しくしていた人が亡くなった。こんな経験は初めて。

ものすごく寂しかったし、

最期に立ち会えず、別れを言えなかった悔しさがあった。

 

そして深い深い悲しみ。

 

それでも腹は減る。

悔しいけど空腹には耐えられない。

 

いっぱい食べていっぱい泣いた。

 

もうずっと泣き止めないんじゃないかというくらい、夜になっても泣いた。

 

今これを書いている時も、僕はずっと泣いている。悲しい。

 

胸が抉られているかのように痛い。

まるで穴が空いてるみたい。

 

 

お別れの言葉くらい、言わせてくださいよ細谷さん…….

もう、一晩中泣いちゃいましたよ。どうしてくれるんですか…………..

 

朝になったら枯れると思ってたのに、ずっと溢れ出てきます。止まりません….

 

「そんな泣きべそかいて、本当にお前はしょうがねぇ奴だなぁ笑」

 

なんて声が聞こえて来そうだ。

 

 

 

ごめんなさい細谷さん、やっぱ僕、辛いです。

まだ、泣き止めそうにありません。

 

 

でもやっぱり、このまま立ち止まってるわけにもいきませんよね。

 

悲しみは尽きませんが、

この世に残された者として

僕はまだまだやるべきことがたくさんあることと思います。

 

 

それに、いつまでも泣いて何もできない姿を仮に貴方に見られたら、

 

それこそ

「しょうがねぇ奴だなぁ」

って言われそうですね。

 

細谷さん、夢半ばで終わってしまったあなたの志を

僕が引き継ぎます。

 

貴方が亡くなってしまったことは紛れもなく事実ですが、

今でも僕の中で、貴方は生きていらっしゃいます。

 

 

 

見ててください。

 

 

 

2022年12月31日(土)
この文書に深い感謝を込めて、故 細谷 政秀氏に捧ぐ。

 

 


 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

 

僕は十年以上もの間、

合気道や剣術、柔術、居合などの武道を学んできました。

そしてそれら武道の骨子を理解し、

 

身体操作の本質を見出して現在では人に教えています。

 

具体的にどういうものかというと、

 

体力を「増やす」のではなく、

今もっている体力を

いかに消耗せずに高パフォーマンスを実現するか?

を目指すものです。

 

早い話が、

キツいトレーニングは全くせずに

一日動き回っても疲れにくい身体を作るというものです。

 

体力作りは必要ありません。

 

普段の生活で疲れにくく高パフォーマンスを出せて

元気で健康に過ごせるし、

 

人生まるごと変わります。

 

身体操作の方法を伝えられた人は

身体能力が覚醒して

体内の緊張も減少するし、

日々のストレスも感じにくくなります。

 

伝える側の僕にとっては

亡くなった細谷さんの魂を引き継ぐこともできるから、

 

みんなハッピーです!

 

向上した身体能力を日常生活にも用いて

身体の緊張を解き、

 

健康で元気にストレスを溜めにくい状態にして、

人生レベルで変わっていただくことを目的とした会になります。

 

無駄な力を抜くことが習慣づくのでリラックス効果があるし、

すぐにリラックスできるからストレス解消にもなって、

筋肉が緩み、血行促進による健康効果もあります。

 

合気道、柔術、剣術、居合など、

武道歴が10年以上ある私、ケイが指導いたします。

 

無料カウンセリングがございますので、

詳しくはこちらからメッセージで問い合わせるか、

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または下記番号へお問い合わせ下さい。

080-1456-4104

 

 

ABOUT ME
木原 希
ケイ 本質から学べる護身術教室をやっています。   初めまして! サイト管理者のケイこと、木原 希です。 地球とつながるグラウンディングを活用した護身術を通して本質的な身体操作を学び、洗練された動きと健康を手にすることのできる会、ヘルスディフェンサーズを運営しています。 渋谷にて毎週水曜・土曜、夜19時〜21時で活動しています。